わかりやすく解説！インクジェットプリンターとレーザープリンターの違いとは！？

こんにちは！コピタ編集室です♪

最近、たくさんの複合機・コピー機が登場しています。

テレビCMで「インクジェットプリンター」やら「レーザープリンター」とよく耳にしますよね。

また、家電量販店に足を運んだ時でもコピー機コーナーも大きなスペースで商品のラインナップがそろっており、とても目のつきやすい様になっています。

しかし、最近では国際情勢が不安定な為、半導体の品数問題でコピー機業界は大きな打撃を受けております。

なので、メーカーとしても中々最新機種をリリースしにくくなっているのが現状です。

そんな背景の中から皆さんはコピー機を選択しなくてはいけません。

そもそもインクジェットプリンターとレーザープリンター、この2つの違いは何でしょうか。

またそれぞれのメリットとデメリットについて調べてみました。

インクジェットプリンターとは

インクジェットプリンターとは、熱や圧力をかけて粒子状にしたインクを、直接用紙に吹きつけて印刷するプリンターです。

主に熱や圧力を加えることでインクの粒子を細かく分断し、ヘッドの左右の動きによって印刷します。

解像度が高く、色味の再現性が高いので、写真の印刷などに向いています。

ただ、普通紙にカラー印刷すると滲みやすいというデメリットはありますが、ご家庭で写真付きの年賀状など印刷するにはもってこいのコピー機となります。

インクジェットプリンターはもともと写真や年賀状をプリントされる家庭用をターゲットとするためにコピー機市場に登場してきました。

代表的なメーカーはEPSONやCANONです。

家庭用をターゲットにしているということもあり、サイズ感はコンパクトで本体料金もビジネスレーザータイプに比べて割安です。

注意する点ですが、インクジェットタイプは家庭用メインですので印刷量は業務用に比べて少ないことを想定して設計されています。

そのため、大量印刷を行う場合はインク代のコストが割高になったり、耐久性はレーザータイプより劣ることがデメリットとなります。

最近では、年賀状の需要も減少傾向ということもあり、家庭用からのマーケット拡大の目的で、ビジネス用インクジェットタイプも登場しています。

インクジェットプリンターのインクの種類

➀ 顔料インク

顔料インクは紙の表面に定着します。

表面よりも下層に浸透することはありません。

後述する染料インクと比較すると、精細な色彩表現が可能です。

また、マット系や画材紙、ファインアート紙など、印刷できる用紙のバリエーションに優れています。

速乾性に優れ発色をすぐ確認できることから、画像データを目的にあわせて加工したり、修正したりする作業を繰り返すような作業にも適しています。

➁ 染料インク

染料インクは、紙の内部にまで浸透させるタイプのインクです。

発色の良さや光沢感が特徴であり、特に光沢系の用紙を使う場合は染料インクが適しているといわれています。

ただし、インクが乾燥するまでに時間がかかるため、印刷から1日程度経過しなければ正確な発色を確認することはできません。

レーザープリンターとは

レーザープリンターとは、感光ドラムと呼ばれるローラーの表面にレーザーで照射し、トナーと呼ばれる粉を吹きつけ、熱や圧力で溶かして紙に定着させることで印刷するプリンターです。

レーザープリンターはスタンプを押すイメージなので素早く印刷できます。

その為、書類などを大量に印刷する時に性能を発揮します。

レーザータイプは業務用を目的としているため、全体的に印刷性能は優れています。

インクジェットタイプはもともと家庭用目的で製造されているため卓上タイプのようなコンパクトなものが多いですが、業務用コピー機はサイズが大きいです。

しかし最近では、卓上タイプのレーザープリンターも登場していますので、選択の幅がどんどん増えています。

レーザープリンターのトナーの種類

➀ 純正トナー
メーカーが指定している純正のトナーです。高価ですが、純正トナーはメーカーによる保証があるため、品質が保証されています。

➁ 汎用品トナー
いわゆる「ノーブランド」のトナーです。安価で購入できますが、メーカーによる保証は受けられません。

純正トナーに比べて金額は安いですが、品質には当たり外れがあるため、注意が必要です。

➂ リサイクルトナー
再利用可能で安価なトナーです。こちらも汎用品トナーと同様で、品質は製品によって大きく異なるため、慎重に選ぶ必要があります。

ただ、環境に優しいという点が注目されており、近年ではリサイクルトナーの品質が劇的に向上しています。

↓↓純正トナーとリサイクルトナーの違いについて詳しく解説している記事はこちら↓↓
コピー機の純正トナーとリサイクルトナーの違いについて

メリットとデメリット

【インクジェットプリンター】

メリット

・解像度が髙い。

・機器代金が安い

デメリット

・印刷コストが髙い

・印刷速度はレーザーに比べて遅い

・にじみやすい

【レーザープリンター】

メリット

・印刷速度が早い

・印刷コストが安い

デメリット

・解像度はインクジェットに比べて低い

・機器代金が髙い

・電気代が高い

カラー印刷や写真印刷を多く使うなら、インクジェットプリンターをおすすめします。

カラー印刷速度は決して速くはないですが、写真やカラフルな年賀状を印刷したい場合には、インクジェットプリンターに軍配が上がります。

一方で、文字が中心でモノクロ印刷が多く、画像プリントやカラー印刷はあまり使用しないというのであれば、レーザープリンターがおすすめです。

ビジネス用途にも使う可能性があり、普通紙で印刷枚数が多くなりそうなら、印刷スピードに優れるレーザープリンターがお勧めとなります。

ただ、初期コストがインクジェットタイプに比べると割高なため、慎重に選ぶ必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

インクジェットプリンターとレーザープリンターの違いについてまとめてみました。

業務用でコピー機を導入したいからレーザータイプでいいかな・・・？

でもコストを抑えたいのでインクジェットにしようか・・・？

一般的にはレーザープリンターの方が本体価格が高く、高機能ではありますが、全ての点においてレーザープリンターがインクジェットプリンターに勝るわけではありません。

気軽に年賀状や写真を印刷したいのであれば、家庭用のインクジェットプリンターがおすすめです。

最新機種でも３万円以内ですし、機能を絞れば１万円前後でも十分な機能のプリンターが買えます。

また、インクジェットプリンターは本来家庭用目的でしたので、スマホ・タブレット印刷やWi-fi機能が標準搭載されている機種がほとんどです。

しかし、印刷のスピード、くっきりとした見やすい文字を求める場合は、最近では安い機種もあり、インクジェットタイプと同様の卓上タイプのレーザープリンターも登場しています。

利用者の皆様にとって様々な要望があると思います。

だからこそ事前にそれぞれのコピー機には特性がありますので、それを理解し、ご自身にあったプリンターを選びましょう。

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