何を用意すればいい?複合機の電話線(FAX線)接続

こんにちは!【コピタ】編集部です♪

コピー機・複合機を導入する前に準備しておくべき電話線(FAX線)について解説していきます。

今では光回線が主流の為、従来のアナログ回線と呼ばれる電話回線を新しく導入される事業者は少なくなってきました。

アナログ回線が主流だった頃からの事業所様は、気にすることはないかもしれませんが、最近事業を立ち上げられた方は光回線の光電話を利用している企業様や個人事業主様が多いと思います。

その為、電話線にあまり触れる機会がないかもしれませんが、光回線を導入されている事務所にはNTTよりモデムと呼ばれるモノを設置されており、そこには電話線の差込口がありますので、コピー機とつなぐことでFAXを利用できます。

コピー機・複合機でFAX利用される方は非常に多いと思いますが、実際に導入したときに困らないようにしていきましょう。

目次

必要な手順

まずはFAXを利用するためには電話回線事業者に(主にNTT)に連絡をして申し込みを行ってください。

FAX番号の取得と、電話回線を通すための工事を行います

この工事には1週間以上を要しますのでなるべく早めに手配しておきましょう。

※引っ越しの多い3~4月のような繁忙期はもっとかかりることがあり地域によっても時間がかかります。

もちろんコピー機・複合機の導入は別作業ですので、コピー機・複合機につなぐための電話線(FAX線、モジュラーケーブルとも呼ばれます)をご自身で用意する必要があります。

電話線は一般の家電量販店で簡単に入手することができます。

電話線の種類

ではどの電話線を用意すればいいのでしょうか。

電話線は家電量販店で購入できます。電話線の種類は3種類に分けられます。

・6極2芯

・6極4芯

・6極6芯

「極」とは、コネクタ部の溝の数と覚えておきましょう。6極では端子に6つの溝があるということです。

「芯」は、この「極」の溝の中に配線されている導線の数を示しています。6極2芯ならば、端子には6つの溝があって、そのうち2つの溝に導線が通っているということですね。

この6極の電話線はモジュラーケーブルとも呼ばれる規格で、主に電話機本体を繋ぐときに使用されますが、複合機へ接続する線もこの6極線です。

6極線の中でどの芯を利用するかはコピー機・複合機の機種によって変わってくるため、取扱説明書での確認が必要ですが、現在はほとんどの複合機で「6極4芯」が採用されています。

通常は電話のみの使用ならば2芯でも問題ないのですが、最近のコピー機・複合機はインターネットに接続できる機種が多くなってきていますよね。

インターネットに接続する場合にもこの電話線を利用することになるため、電話に使用する芯2つ+インターネットに使用する芯2つ=4芯が必要になる、というわけです。

ちなみに、6極2芯は家庭用電話機・FAXなど、6極4芯:ビジネスフォン・警報装置などで利用されています。

また、モジュラーケーブルは芯数の違いのほか、ケーブルも以下の2つの種類があります。

ストレートケーブル:両端のコネクタの極性がストレートに接続

ロールオーバー:両端のコネクタの極性が入れ替わって接続

(図上)ストレートケーブル
(図下)ロールオーバー

一般的に複合機のFAX電話線などでは「ストレートケーブル」を使用します。

あとは電話線の”長さ”ですね。

部屋の壁(電話線差込口)からコピー機・複合機を想定設置場所まで十分に届く長さの物を選びましょう。

電話線の接続方法

コピー機・複合機に電話線を接続できる部分は「TEL」と「LINE」の2つです。

「TEL」はコピー機・複合機に電話を繋ぐときに使用する接続端子なので今回は使用しません。 

FAXを利用したい場合は、壁から出ている電話線を「LINE」に接続しましょう。

これで接続は完成、コピー機・複合機でFAX機能を使えるようになります!!

ちなみに…

コピー機・複合機でFAXを使うための接続方法をご紹介してきましたが、コピー機・複合機を利用して電話が使えます。

先ほどお伝えしたコピー機・複合機のもう1つの接続部分、「TEL」に電話線を差し込み、その線を電話機に繋ぐことで電話ができるようになります。

通常、電話を使いたい場合は電話専用の番号を取得しなければなりませんが、この方法で電話機を繋ぐと、FAXと同じ番号で電話機を使用できるのです。

1つ注意が必要なことは、この電話機で電話をしているときは複合機でFAXの送受信ができなくなるということです。

そのため、普段使用している電話が故障してしまったときなどの緊急用として利用するのが良いでしょう。

コピー機・複合機に「ひかり電話」は対応している?

ここまで、アナログ回線を利用したコピー機・複合機で利用するモジュラージャック(電話線・FAX線)についてご紹介しましたが、最近ではほとんど光回線による「ひかり電話」が主流となっておりますので少しだけ触れておきます。

ひかり電話とは、NTTのインターネット光回線「フレッツ光」を利用した電話サービスで、通話料の安さや高音質な音声通話などメリットが多いことから人気の電話サービスになっています。

もちろんこの「ひかり電話」でもコピー機・複合機でFAXを利用できます。

条件としては、①一般加入回線と同じレベルの通話品質と②FAXのスーパー3G通信(最大通信速度:33.6kbps)が保証されていることです。

スーパーG3は、今まで使われていた「G3」規格の機能を拡張させたアナログ回線に対応した電話回線の規格になります。

利用するケーブルはLANケーブルとなります。LANケーブルPCで利用するものと同じタイプを用意すれば大丈夫です。

「ひかり電話」は料金以外にもオフィスのインターネットや電話を光回線に統一することで窓口が一本化できます。

毎月の経理処理が簡素化できるのはもちろん、オフィスの移転・引っ越しの際の手続きもスムーズに行えるようになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、「タイトルの何を用意すればいい?複合機の電話線(FAX線)接続」について解説しました。

基本的に、FAXはコピー機・複合機の「LINE」の接続端子に繋ぐだけなので、誰でも簡単に接続できます。

用意する電話線(モジュラーケーブル)には、端子やケーブルに種類はありますが、複合機のFAX電話線は「6極4芯のストレートケーブル」を購入すれば間違いはありません。

コピー機・複合機を導入する前の事前準備で無駄な経費がかからないように覚えておきましょう!!

時代はペーパーレス化が進み、さまざまなコミュニケーションツールの進化により、電話とFAXの利用に対して厳しい意見が出てくるようにもなってきましたが、ビジネスシーンにおいては未だ非常に重要な役割を担っています。

補足

大型コピー機レンタルサービス【コピタ】では、導入前に準備していただくものは事前にしっかりご案内いたします。

いざ、導入時に「電話線がない!」となっても当社技術スタッフにお任せください!!

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最後に少し触れた、「ひかり電話」のお手配も承ります。