寒くなるとコピー機の動きが悪くなる?その原因は?
温度が下がり、そろそろ冬の季節が近くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
どうもコピタ編集室です♪
この時期ならではの「事業所のコピー機が動きづらくなった」「電源はつくのだが、動かない」などといった
”寒さ”が起因となりそうなコピー機のトラブルが増えてきているのではないでしょうか?
いざコピー機を使おうとしたときに動かないとかなりのストレスですよね。
おまけに「最後に使った〇〇が壊した!」など、事務所も寒いし嫌な雰囲気になりそう・・・
特に家庭用プリンターは特にこの症状が起こるのではないでしょうか?
コピー機が冬になると調子が悪くなるのには原因があります。
今回はコピー機・複合機が寒くなると故障しやすい原因と対処法について紹介していきます。
早いうちに知っておき、対策を取りましょう!!
目次
コピー機が寒くなると調子が悪くなる原因とは?
コピー機・複合機が冬になると故障しやすい原因は「結露(けつろ)」が原因です。
結露とは、空気が冷えることで、空気中の水分が水滴となる現象です。
例えば、寒い冬になると窓ガラスにつく水滴も結露です。
空気中には何%かの水分が含まれており、例えば、湿度30%や50%など。
空気中の湿度が100%を超えてしまうと結露が発生するのです。
この結露が機械や電子機器の中で発生すると、「水につかっている状態」と同じ現象が起こり、電気が通っている配線などが切れたり使えなくなります。
結果、冬の結露が発生しやすい時期には、同時にコピー機・複合機の故障がしやすいというわけです。
また、コピー機・複合機はスキャナー部分など、他の機械とは違い「ガラス面」が多く使われています。
このガラスは前述のとおり、外からの温度をとても通しやすいです。
朝、誰も出勤していない部屋の温度が低い状態であれば、コピー機内部のガラス面に結露が発生することにより、機械の中でもとくに精密機械ということも有り、コピー機は冬のトラブルが多くなります。
コピー機の不具合が寒さが原因によるものか、見極める方法は?
コピー機・複合機に不具合が生じている事には変わりはありませんが、結露が原因でのコピー機・複合機の不具合は、一般的な経年劣化や消耗によるコピー機と対策が異なります。
結露が原因の場合は、いざ不具合が起こりメンテナンス業者を呼んだ時、「何も問題がありません」となるケースがあります。
もし保守契約が「スポット契約(必要に応じてその都度費用が発生する)」だと、出張費だけ発生してしまうのでもったいないですよね。
これは結露が原因でコピー機・複合機に不具合が生じると、温度が上がってくるお昼頃には解消されている事が多いからです。
時間経過に伴って、温度の上昇とともにコピー機の不具合が解消されれば、「結露が原因だ」と原因を突き止められますが、最近のコピー機ではタッチパネルにエラー表示がされる機種があります。
これが一番早く確認ができて便利ではありますが、この機能がないコピー機の場合は、具体的な不具合が下記の内容であれば、気温低下による「結露」が原因となります。
・用紙の半分しか印刷できない。
・一部分しかが印刷がされない。
・一部分が真っ黒になってしまう。
もちろんメーカーによりコピー機・複合機に起こる不具合は様々ですが、上記の内容は代表的な例なので覚えておいて損はないです。
もちろん上記でも触れたとおり、配線関連に毎朝結露のダメージを与え続けてしまと、コピー機・複合機の完全故障につながってしまいます。
いずれにせよ、事前に対策を打つ必要がありますので、その対策について続いて解説していきます。
冬でもコピー機を万全の状態にしておく方法
では、対処方法について解説していきます。是非参考にしてみてください。
方法については下記3つとなります。
①窓際など気温が下がる場所に設置しない
窓際は外からの温度を通しやすく、室内の中でも一番気温が下がる場所です。
さらに窓際は室内を温めると温度差が生じます。
もし、置いていたらコピー機の場所を変えるだけでも故障を対処できるかもしれません。
コピー機は付属されているローラーを転がせば簡単に移動が可能です。
冬場限定でコピー機の場所を変えてみるのが有効です。
②室内を温める
結露は部屋の温度が下がることで発生します。
なので、「室内を温める」ことはコピー機・複合機の故障を防ぐことにつながります。
とくに会社に朝早く出社する人は室内がものすごく寒いですよね。
朝からコピー機・複合機の故障にあわないためにも、あらかじめエアコンのタイマーを設定して出社前からエアコンをつけて室内を温めておきましょう。
除湿を利用するなど、うまくエアコンの機能を活用することで、コピー機・複合機の結露トラブルを対処できます。
③電源を「ON」状態にしておく
室内を温めることがむずかしい場合は、コピー機・複合機の電源を「入れっぱなし」にしておきましょう。
最近発売されているコピー機にはヒーターが内蔵されています。
電源をいれっぱなしにすることでヒーターが常に作動している状態になりますので、結露を防ぐことができるのです。
「電気代がもったいない」「経費を節約したい」という人には、「省エネモード」「節約モード」など、こちらも最近のコピー機・複合機には便利な機能が搭載されています。
コピー機の故障により業務がとどこおるくらいであれば、少しくらいの出費は保険のためにかけておいてもいいのではないでしょうか。
冬だけでもコピー機・複合機の電源を入れっぱなしにしておくなどの対策をしてみましょう。
まとめ
タイトルの「寒くなるとコピー機の動きが悪くなる?その原因は?」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
本内容は事務所内の業務用コピー機・複合機のみならず、一般のご家庭に置かれているプリンターにも該当する内容となっております。
業務用の大型複合機であれば、ヒーター内蔵であったり、簡単に結露の発生が比較的に起こりにくい構造になっていますが、ご家庭に置いてあるインクジェットプリンターは特に寒さの影響を受けやすいです。
ちなみにコピー機本体に限らず、コピー用紙の保管にも注意が必要になります。
気温低下による結露が原因でコピー用紙同士がくっついてしまい、印刷時の紙詰まりの原因になったりします。
コピー用紙は可能な限りパッケージ等で包んで、引き出しなど内部に保管しましょう。
コピー機・複合機にかかわるすべての備品は、基本的には窓側にはおかないことをお勧めします。
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